「4989アメリカン引っ越しライフ」壮絶引っ越しストーリー、前回のエピソードでは、
高熱の中パッキングをして、アパートの掃除をして、トラックに荷物を詰め込んだ所までお話ししました。
今回は、引っ越し、実際の移動をする所からとなります。
比較的短いエピソードとなると思いますが、皆さんぜひ最後まで聞いてくださいね。
★トラック&車での引っ越し
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はい、今回は移動の話です。
荷物を詰め込んだトラックと、そして猫2匹を乗せた私の車、
カリフォルニア南に向かってGoogle Maps曰く6時間弱のドライブの予定でした。
「でした。」
前回のエピソードお話ししましたが、二台の車を2人で運転していくので交代がいないと言うことで、もともと「休憩は頻繁に取ろうね」っていう話をしていましたし、
旦那さんもトラックの運転に慣れているわけではなかったので、
6時間半7時間とかかかってもいいからゆっくり行こうという予定でした。
「でした。」
あ、そう。忘れないうちに言っておこう。
今回二台別々の車をそれぞれ運転したんですけど、連絡手段としてトランシーバーを買ったんですよ。
めっちゃオススメ。
そんな連絡なんてスマホ使えばいいじゃんって皆さん思われるかもしれませんが、
スマホだと、電話なりLINEなり操作をしなくちゃならないですし、
ま、でもこれを友人に伝えたら、Bluetoothで車につながっているスマホならSiriとかの音声で電話をかけることができるし、ハンドルについているボタンで、手元で操作できたりするよ。
って言われたんですけど、
それでも、例えば電話をかける、LINEで電話をかけるとかでも、電話を鳴らしてる間、コールしている時間が必要じゃないですか。
プルルルルルルルっていう。
でも、トランシーバーだと、ボタンを押して話せばもう向こうに聞こえるので、めっちゃ楽なんです。
オススメ。
今回私たちは、事前に次に止まる場所は決めるようにしていて、どこどこのガソリンスタンドね、とか。
でも走っている最中に、まぁほんとにちょっとしたことなんですけど、
レーンをチェンジしようとか、前のトラックを抜かそうとか、
普通車二台で連なって走っている分にはそんなにそういう会話いらないのかもしれないですけど、
トラックがあって、
私が前を運転して後に旦那さんがトラックでついてくるっていう感じにしてたんですけど、
こういうちょっとしたことをすぐ瞬間的に意思疎通できるので本当に便利でした。
あとは、体調大丈夫とか、眠くない?とか、
常に状況を確認し合いながら走ることができたので安心度も違いましたね。
すぐ「何とかかんとか、どうぞ」とか「了解!」とか。
ということで皆さん、長距離ドライブを複数台でする場合、
トランシーバー、英語で言うとWalkie Talkieですね、めっちゃ本当に心からオススメです。
はい、話戻りまして、その長距離運転の移動なんですが、
スタートした時点で、自分で高熱は感じていなかったものの、おそらく熱はあるだろうなというのはわかってましたし、
相変わらずのひどい悪寒と、体の痛みで大丈夫かなと不安はありましたが、
私の車には愛する猫たちが2匹乗っていて、
猫たちも車の移動には慣れてないので、猫たちのためにもどうにか早く引っ越し先に到着しなければ!という使命感から自分を奮い立たせて、
(別の意味でもう震えてましたけどね)
出発しました。
トラックの荷物が大丈夫か、という様子もみたかったので、1時間弱位のところで最初の休憩を取りました。
その時の私の状態… .
やばい。やばい。
でした。
ひとまずこの日ご飯をまだ全く食べていなかったので、この時点で、もう2時位だったかな。
ファストフードではあったんですけど旦那さんがランチを買いに行きましたが、
私はもう車から出ることもできなくて、
とりあえず車の中で座席を倒し横になって休息を取りました。
少しの休憩で良くなることもなく、解熱剤のタイレノールの摂取もね、こういう系って眠くなるのであまり運転する時に取らないほうがいいんですけど、
いろいろ考慮した結果、この熱が下がらないと運転に支障がでると。
眠くなったならその時止まれば良いという判断でまた摂取し、
で、出発しました。
そこからもう1トイレ休憩をはさみ、どのぐらいかなぁ。
2時間半位走ったところで、これはもう、ちょっと長い休憩をとらなければならない、、、・
これ以上運転は不可能となり、
途中のスタバの駐車場でね、1時間位を休もうと決めました。
ここからが、もう。
寝ようとしても苦しくて寝れなくて、うーうー唸るような状態で横になってたんですけど、
どのぐらいその状態でいたか、ちょっと私覚えていないんですか、
旦那さんが様子を見に来て、私のおでことか首とか触って、
尋常じゃない暑さで、絶対これやばいよとなりました。
その時点で熱を測ったらまた39度越え、102度越えで、
もうフラフラで、意識が朦朧とまではいかないですけど、
ここからあとまだ3時間ぐらいあったのかな、しかも慣れない道を運転できるかなっていう状態でした。
urgentケアで診てもらおうという旦那さんの提案で、病院に行くことになり、
更には、バックアッププランを旦那さんが考えていて、
実はその場所、アージェントケア、病院に行こうとしていた町に古い旦那さんの知り合いが住んでまして、
私も、本当に何年も前に一度、二度かな、会ったきり連絡も全然とっていないご家族がいたんですけど、
その家族に旦那さんが連絡をとって、
実は今こういう状態で妻がもうやばくて、今夜一晩泊めてもらえないだろうか。
ということを頼んでくれてですね、
このまま運転して移動を続ける可能性もあるし、もしも体調が回復しなくてもう無理なようであれば、できれば泊めて欲しいということを話をして、
ありがたいことに、そのご家族もいいよと言ってくれて私たちを迎え入れる準備をしてくれました。
アージェントケアでは、COVIDとインフルエンザ、fluですね、のテストをしたんですが結果両方陰性で、
この熱についてはすでにタイレノールを摂取しているっていう話をしたところ、これ以上できる事はないと言われてしまって、
まぁ旦那さんからは何か点滴とか頼んでしてもらえばよかったねって言われたんですが、
私もともと病院行くのも慣れてないですし、
旦那さんは猫たちがいるので車で待機をしていて、私フラフラの状態で先生や病院の人と話をしていてそんな、点滴なんて頭にもなく、
そうですかって言ってひとまず病院を出たわけですけど、
ひとまず感染型のものではなかったのでホッとはしました。
この急にアージェントケアに行くことになって、そこで慣れない病院の手続きをしたり、病院のスタッフの人たちや先生と話したりするっていうことでドキドキしたんですが、
結果、なんだかそれが良い方向に働いたらしく、
病院を出た時はだいぶ体調が良くなっていました。熱も下がっていましたね。
でもこれってさ、あるあるですよね。
体調が悪い時に病院に行って、特に何もしてもらったわけでは無いけど、病院に行った、先生に診てもらったっていう、それが最大の薬になるっていう。
ともかくそこから、もう1回休憩を挟み、最終目的地の間借り先の家に到着しました。
到着した頃にはもう夜中の1時位でしたね。
予定では夜9時ぐらいには着くかなぁと思っていたので、4時間オーバーで命からがら到着しました。
その日の夜は、猫たちを連れて、本当に必要なものを持って部屋に入り、とりあえず寝ました。
床じゃないですよ、寝袋じゃないですよ、何日かぶりにベッドで眠ることができて、ありがたかったです。
まぁ、実際にはありがたさを感じるとかそれどころではなくて、
もう気絶したという状態でしたけどね。
翌日、木曜日!
まだまだ続くんですよ。
朝起きたときの体調は比較的、万全ではなかったですけど、比較的よかったです。
きっとね、無事ここまで到着して安心したんでしょうね。
ただこの日、まだまだ大きな仕事が私たち夫婦には残っていました。
トラックがまだ家の前にある状態で、
この間借り先の家に置く荷物と、貸倉庫、レンタル・ストアレージに置く荷物の仕分けして、
ストアレージに荷物を持っていって全部詰めて、
で、トラックを返却するという任務が残っていました。
休憩を挟みつつ荷物を整理して、貸倉庫に着いたのが午後の3時半位ですかね。
いろいろ手続きをして4時ぐらいから貸し倉庫への荷物の移動を始めました。
この貸倉庫についてもできるだけ節約したかったので、小さなユニットを借りたんですけど、
初めシャッターを開けてね、その倉庫のスペースを見たときは、
「あれこれ荷物全部収まるかな」って心配しました。
ほんとにね狭く見えたんですよね。
でもそこは、泣く子も黙る「テトリスT」がいましたからね、
無事収まり、そしてトラックも返却することができました。
ホッとしたのか、この日はそれまでなんとか耐えていた私の体調が爆発し、
トラックを返した帰り道、
悪寒復活!
急激に体全体がブワッと寒くなり始めて、もう車の中で動けなくなりました。
家に戻って、またもやタイレノールを飲んでベッドに直行でした。
そして金曜日!
荷物もストアレージに入れたし、トラックも返却したし、
無事引っ越しが完了して良かったね、って思うでしょ、
まだなんですよ。
実は、前のアパートにもう1台の車がまだ置いてあったんです。
引っ越しトラックを選ぶときに大きなトラックと小さなトラックと選択肢が2つありました。
大きなトラックを選べば、乗用車を牽引できたんですけど、
私たちの荷物は大きなトラックが必要なほどでは無いし、更にはトラックのレンタル料とかガソリン代とか色々計算したら、
小さなトラックで一度行って、で、もう1度、そのもう1台を取りに戻ってくる方が金額的には安いということがわかり。
まぁその戻ってくる手間がかかるけど、
それは自分たちがちょっと頑張ればいいだけだから、安い方にしようって、
結局小さいトラックを借りたんです。
そう、だから最後の大仕事は、
もう一度前のアパートに戻って車をとってくることでした。
金曜日、出発時点ではそんなに悪くなかった私の体調でしたが、だんだん怪しくなっていき、
途中やっぱりタイレノールを飲んで凌ぎました。
この日は、いつも一緒に飲み会をやっている仲良しのお友達夫婦の家に一泊させてもらうことになっていて、
めっちゃほっこりな手料理をたくさん作って待っててくれて、ありがたかったです。
お友達の家に到着したときは、それほど体調が良い訳ではなかったのですが、
やっぱり、馴染みのある友達夫婦の顔を見て、
「この1週間大変でー」っていう話を聞いてもらって、
美味しいご飯を食べたら、すごく元気が出ました。
別のもうひと夫婦も来てくれたんですが、
私は久々のビールを飲んだからか、頭痛がしてきて、且つ、やはり悪寒がしてきたので早めにベッドで休ませてもらいました。
その友達夫婦の優しさの力か、翌朝、土曜日には本当に元気になっていましたね。
友達夫婦の家を後にして、最後にもうひと夫婦、ずっとお世話になっていた、私たちの親世代のご夫婦なのですが、最後に挨拶に寄って、
で、再び新居に戻ってきました。
帰り道は、これまた2台を2人で運転だったのですが、
この日は体調が良くて、
あー、体調が良い時のドライブってこんなに楽なんだーと感動しましたね。
2日前は地獄だったなと。
無事到着したんですが、
しっかりその夜は再び熱が出ました。
はい、で、日曜日、この1週間分の昼寝をしまして、夜にはすっかり元気になっていました。
このポッドキャストはその次の日の月曜日、アメリカでは4th of July祝日に録音していますが、
はい、
これにて長かった私のこの1週間、
壮絶引っ越しストーリー、完結となります。
本当に本当に本当に大変でした。
言い過ぎかもしれないけど、命がけって感じ。
よく乗り切ったと思います。
私も高熱で死にそうだったけど、
私の行動力が落ちた分、旦那さんにもたくさん負担をかけてしまったと思いますが、
旦那さんは体調を崩すことなく乗り越えてくれて、感謝しています。
あー、大変だった。
でも。
そう、これは間借り先先の仮の住まいなので、
また目標としては8月末には引っ越したいと思っています。
でも次は近くのエリアへの引っ越しなので、今回のような超絶ストレスはないと思いますけど、
引っ越しには本当に健康が第一だと思いました。痛感しました。
次の引っ越しに向けて体調を整えなければ!ですね。
っというか、そう、
私たちはもうあと2週間、えー、違う、1週間ちょっと!で日本行きを控えています。
ヒエーーー
何も準備してないよー。
日本行きに向けて体調を整えなければです。
はい、ということで、やっぱり長くなってしまいましたね。何分?
我々の壮絶引っ越しストーリーをお届けしました。
ご清聴、ありがとうございました。
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