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ep.294/ 真夏のミステリー いけ!中年探偵団!






さて、一旦暑さが落ち着いたと思っていた私が住むエリアですが、また暑さがぶり返してきました。

ここ数日、最高気温が40度近くまで上がっていて、お願いだからもうやめてーと思っています。

まだあと、この先1週間ぐらいはこの暑さが続きそうです。


さて、皆さんはミステリーはお好きですか?

最近の出来事を今日はミステリー仕立てでお話ししたいと思っています。



★真夏のミステリー

——————————-

行け!中年探偵団!


まず今回のこの話の登場人物は本名ではなく、仮名です。

ご了承ください。



先日、近所のコリアンレストランに行ったときの話です。


そこはおばちゃんが1人でやっているテイクアウトがメインのこじんまりとしたレストランなんですが、少しだけ食材も売っています。海苔とか、コチュジャン系の調味料とか、お米とかね。


私がそのコリアンレストランに行くのはそれが2回目で、

前回、1回目にお店に行った時に、手作りキムチが何種類か売っているのを見て美味しそうだなぁと思ったので、今回はそのキムチを買いに行きました。


前回行った時にお店のおばちゃんと少しだけ話すことができて、私が日本人だということや、ここに引っ越してきたばかりだ、などということを話すことができたんですけど、

それを覚えていてくれて、私がキムチを手に取ってレジに持っていくと、

「先週一度来てくれたよね?」と声をかけてくれました。


「キムチがとても美味しそうだったので、今日は買いに来たんです。食べるの楽しみです。」

と返事をしてお会計をしたんですけど、


お会計が終わってキムチを手に取って帰ろうとしたときに、

おばちゃんが話し始めたんです。


『ある日本人のお客さんがいてね、よくテイクアウトで、うちの店の料理を買ってくれていたの。

その人が、急にいなくなっちゃったのよ。

名前が…、そう、Yoshikoさん。

Yoshikoさんだったわ。』


それを急に話し出したので、私も「はぁ。」って微妙な相槌しかできなかったんですけど。


『急によ。急に。

おかしいわ。何かがおかしい。

いきなりいなくなっちゃったんですもの。』


私は話を理解するために確認したんです。

「その人、Yoshikoさんでしたっけ、その人が突然お店に来なくなったってことですか?」

って。

そしたらおばちゃんが、


『そうなの。おかしいわ。

それまでは頻繁にお店に来ていて、いなくなる数日前も、LAに住んでいる娘のところに持っていくんだって言って、料理をいくつか買ってったのよ。


Yoshikoさんはこの辺に2ヶ所property、土地を持っているって言っていたの。確か旦那さんとは別れて、1人で住んでいたはず。

70歳位だと思うんだけど。

で、娘はLAにいて、結婚して旦那さんと住んでいるんだけど。


とにかく、急にいなくなったのよ。

Very strange.

きっと彼女に何かあったんだわ。』


と、なかなかの個人情報教えてくれたんですけど、

ここまで聞いて、私的には、


まぁ、急にお店に来なくなってしまったのはちょっと心配ではあるけれども、

冷たい考えですけど、お店とお客さんの関係なんてそんなものなのでは…

と思っていました。


私は、

「急に体調が悪くなったとかではないですか?

病気を持っているとかって聞いたことないですかね?入院したとかじゃないんですか?」

と聞いたんですけど、


『いや、そうじゃないと思うわ。

そんなこと全く言っていなかったもの。

Very strange.

あー心配だわ。

本当に心から心配。


Yoshikoさん、Yoshiko Suzukiさんっていうの。

彼女はすごく小柄でね。すごく細かったのよ。

たまに、子供用の服を着ている位だったの。

髪の毛はこのぐらい、そう、このぐらいの長さだったわ。』


そう言って、肩のあたりに手を当てて教えてくれました。

色々、そのYoshikoさんについて話してくれたんですけど、見た目も含めて。

でも、私は、このエリアに引っ越してきたばかりで、知り合いも友達も誰もいないんですよ、ゼロ。

日本人に至っては、見かけたことすらまだありません。


そんな私にこの話をして、このおばちゃん何がしたいんだろう?

と、よく訳がわかってなかったんです。

ただおしゃべりしたいだけなのかな?みたいな。


でも、ここからこのおばちゃんの話がなかなかミステリー要素を含んでくるんですよ。


『彼女は、このあたりに土地を2ヶ所持っていたの。

後々、そのLAに住んでいる娘に渡すんだ…みたいなことも話していたのに、

ある日、その土地が誰かによって、取られちゃったって言ってたのよ。

そんなことありえる?

私は、警察に一緒に行きましょう、警察に相談するべきだわ、被害届を出すべきだわ。

何なら、私一緒についていこうか?


そう言ったの。


このレストラン、このお店を今日臨時休業にしてでも、一緒に警察に行ってあげるわよ。 

って。


でも、彼女は「怖いわ。怖いわ。」って、そういうだけで、結局私は一緒に警察には行かかったんだけも。

ま、おそらくその後警察への届けはしたとは思うけど、

その件がどうなったかは私にはわからないんだけど。』


そのおばちゃんの英語も少しブロークンだし、話がまとまってないっていうか、端折りすぎてたというか、説明が下手というか、

いまいち理解が難しかったんですけど、


要は、そのYoshikoさんが持っていた土地の権利が、Yoshikoさんの知らないうちに、

誰か別の人に渡ってしまった、

誰かが勝手にYoshikoさんからその土地の権利を奪ってしまった、

そういうことらしいんです。

そんなことあるんですかね?

私はその後あたり詳しくないから、よくわからないんですけど。


いまいち理解するには、情報が足りなくて、

Yoshikoさんはどういう経緯でね、その土地の権利が誰かにとられてしまったったことを知ったのか、

今、誰の名義にその土地がなっているのかというのはわからないんですかね?

その辺はわからないんですか?

って聞いたんですけど、

そこがそのおばちゃんの詰めが甘いところで、


『細かなことはわからないけど、とにかく誰かが土地をとってしまったんですって。』

って繰り返すだけなんですよ。


で、おばちゃん的には、そういう土地の権利とか、財産がなんちゃらで、

何か事件に巻き込まれた、Yoshikoさんの身に何かあった、

そう心配していたらしいんです。


どうやら、おばちゃん的には義理の息子、

Yoshikoさんの娘旦那が怪しいと思っているっぽくて、

こんな話もしてたんです。


『すごく妙なことがあってね、

いなくなる直前、1番最後にうちにテイクアウトのオーダーをしてくれた時、電話で注文をしてくれたんだけど、

電話番号はいつものYoshikoさんの番号だったのに、表示されている名前が全然違う男の人の名前だったの。

おかしいでしょ?


で、注文したものをピックアップにYoshikoさんが来たときに聞いたのよ。

さっきあなたの電話から注文の電話してくれたわよね?

でも、表示された名前があなたの名前じゃなかったわよ。って。


表示された名前を彼女に伝えたら、

娘の旦那さん、義理の息子の名前だって言うのよ。

電話の登録名が変更されてたの。

でも、Yoshikoさんは変更されてたなんて知らなかったって言うのよ。

おかしくない?

おかしいでしょ?


なんで何も言わずに名前を変えるとかするのかしら。

絶対おかしいわ。

何かあったのよ。彼女に何かあったんだわ。』



私は聞いたんです、

「Yoshikoさんの電話番号知ってたんですよね?だったら連絡してみればいいじゃないですか。」

と。


『何度も電話したけど出ないのよ。

その少し後にテキストもしたの。

“心配しています。”なんて言うと良くないかもしれないから、

ただ “Yoshikoさん、久しぶり。元気?連絡ください。”って。


そしたら “番号間違えてますよ”

そうテキストの返信が来たのよ。

おかしいの。


だってね、電話番号を再利用する時って、何ヶ月か開けてから新しい人に割り当てられるはずなの。

でもそのテキストのやりとり、いなくなってから1ヵ月も経ってなかったのよ。

おかしいでしょ。

全く別の人が、彼女の番号をすぐに使い始めたなんて、考えにくいわ。おかしいわ。

そう考えると、誰だか見当がつくでしょ。


そうよ、義理の息子よ。』


私はその、番号の再利用、

誰かが電話番号の契約を解除して、新しい利用者にその番号が割り当てられるまでに一定の期間を開けるっていう決まりがあるかどうかっていうのを知らないんですけど、

パッと検索した結果、アメリカは基本的にはそういう決まりはなくて、ただ携帯会社、キャリアごとに一応設定されているらしいんですね。90日間間を空ける…とか。

でも人口が多いエリア、使っている人が多いエリアコードの電話番号の場合は、そういう一定期間を開けずに、すぐに別の新しい人にその電話番号を割り当てるということもあるらしいので、


要するに、そのおばちゃんの考えすぎで、本当に全く赤の他人、全然知らない人がYoshikoさんが以前使っていた番号を新しく使い始めていた…という可能性もゼロではないです。


まぁただ、いきなりいなくなる、

いなくなるというかレストランに来なくなる、

ということは普通にあり得るというか、

例えば韓国料理ではなくて、ハンバーガーに急にはまり出して、テイクアウトと言えば、ハンバーガーをテイクアウトするようになった…とかね、


あと、急に引っ越すことになったとか、

一応お店の常連ではあったけど、挨拶をせずに遠くに行ってしまった、

みたいなこともあるとは思うので、

今までちょくちょく来ていたのに、急にお店に来なくなった、ということについては、そこまで心配することではないのかな、とは思うんですけど、


電話がつながらなくなった、電話番号が変わったと言うのは、

ちょっと気になるかな、

とは思いました。


だって、携帯の番号ってそんな頻繁に変えるものじゃないですよね、

変える理由があまり思いつかないですもの。


あと考えられることとしては、

ほんとに急に何か病気になったとかで、発作を起こして、救急車で運ばれて入院をしたとか?

でもそれだったら携帯はそのままだと思うので、


本当に最悪なシナリオですけど、

交通事故にあったとか、それこそ心臓発作を起こしたとかで、亡くなってしまったとか。

もうこの世にいないのであれば、携帯を解約して、

使われていた番号が全く違う人に割り当てられた…ということも、考えられるちゃ考えられますよね。



とにかく、そのコリアンレストランのおばちゃんは

『very strange. 心配だ、心配だ。』

ってずっと言っていて。


まぁ正直なところ「知らんがな。」って感じだったんですけど、

共通の知り合いや友達もいないらしくて、住んでいた家の住所、どこに住んでいたかもそのおばちゃんはね、知らないみたいで、

ただ、お店には頻繁に来ていて、いろいろな話をして、とても仲が良かったというか、

お客さんではあったけれども、お店のおばちゃん的には親しい間柄だと認識していたらしいんですね。



で、Yoshikoさんがいなくなってからおばちゃんがやったこととしては、

街の中にあるとある教会に、日本人の女性の方が通っているっていうのを知ったんですって。

おばちゃんは直接その日本人の方と接点はなかったらしいんですけど、

日本人なら何か知っているかも、もしかしたらYoshikoさんの知り合いかもしれないし、知り合いの知り合いとかから何か情報得られるかもしれない…。

そう思って、まずは教会に連絡をしたんですって。


「ちょっと探している日本人がいて、そちらの教会に日本人の方が通われているって聞いたので、私の番号をその方に渡してもらえますか?連絡くださいって伝えてもらえますか?」

と。


そしたら、そこの教会に通っているその日本人の方が連絡をくれて、事情を話したんですって。

でもあいにく、その人はYoshikoさんのことは知らず、

どうにか調べてくれないか、助けてあげてくれ、きっと彼女は何かトラブルに巻き込まれている。

そう頼んだんですって。

たぶん私と話したあの感じからして、

その協会経由で連絡が取れた日本人の人にも同じような内容を話していると思うんですよ、義理の息子が怪しいということも含めて。


でもその日本人の方から返ってきた答えっていうのが、

「よその家の、よその家族の問題に関わるべきではないし、そもそもYoshikoさんという方を全く知らないし、

私は何もできません。」

そう言われたらしいんです。


ま、そうですよね。

至って典型的な日本人の考え方というか。


でもおばちゃん的には、

『日本人同士でしょ、助けてあげてよ。』

という考えらしく。


と、まぁ、長々状況を話してきましたが、

要するにおばちゃん的には私にちょっと動いて欲しい、

突然いなくなってしまったYoshikoさんの無事を確認してほしい、

そういうことだったんです。


でも、具体的にどうすればいいの?って感じじゃないですか。

私はそのYoshikoさんのことを全く知らないですし、引っ越してきたばかりで、このエリアに日本人の知り合いもいないですし、

というかはじめの方にも話しましたけど、日本人の知り合いどころか、普通に知り合いゼロですし、

何ならそのコリアンレストランのおばちゃんが、現時点で、私の生活の中で私の顔を一番認識してくれてる人じゃないか…っていう、そういうレベルなんですけど。


もしもね、私がここで日本人コミュニティーに結構なつながりがあって、顔が広い立場であれば、ちょっと聞いて回るとかできたと思うんですけど、

本当にただポツンとここに住んでいるだけの私に何ができるのか?という感じでしたけど、

おばちゃん曰く、


『でもあなた、日本人でしょ?

日本人なら助けてあげてよ。

じゃあ、日本領事館に連絡をして、ちょっとYoshikoさんについて問い合わせてみてよ。

あ、もしくは、この南カリフォルニア、LA周辺で、日本人コミュニティ、日本人会みたいなものがあるかもしれないから、そういうのを探して、そこに問い合わせてみてちょうだいよ。』

と言われて、


いやいや、それはなかなか無理があるでしょ。

と私は思ったんですけど、

どうなんですかね、私が冷たいんでしょうか?

日本人だったら、同じ日本人だったら親身になってもう少し首を突っ込んでみるべきなのでしょうか?


私は本当に根っからのミステリー好きですし、

好きな小説と言えばミステリー小説ばっかですし、

好きなアニメはもちろん、名探偵コナンですし、


日本人としてね、同じ日本人のYoshikoさんが心配だ…というのも、もちろん心の片隅にはありましたけど、

それよりも、

彼女が土地を所有していて、その権利がいきなり誰かに取られてしまった、

そして義理の息子による携帯電話乗っ取り疑惑、

その辺の話を聞いた私の中年探偵団の血がね、少し騒いだのは否めませんでした。


真夏のミステリー、この後どうなったでしょうか、

中年探偵団うたこは事件を解決に向けて進展させることができたのでしょうか。


続きます。




———————

急にいなくなってしまった。日本人Yoshikoさんの捜索を頼まれた中年探偵団うたこ、

その後私がどうしたか…なのですが、


まず、そのコリアンレストランのおばちゃんの話、

土地の所有権問題、そしてYoshikoさんにはなかなかの資産がありそうだという件、さらには携帯電話の登録名事件に絡む、義理の息子が何かよからぬのことをしているのではないか、

という点について、

確かに、少し気になるというか、事件の匂いを感じなくはないです。

本当にもしかしたら何かゴタゴタに巻き込まれてしまっているのかもしれません、

ただ一方で、おばちゃんの考えすぎで、妄想がどんどん膨らんでしまって、今に至るのかもしれません。


でもまあ、はっきりさせておきたいのが、そのコリアンレストランのおばちゃんは、本当に心配している様子なんですよ。

良い意味でも悪い意味でもまっすぐすぎるというか。

心から心配しているぽいんですけど、なんか要領が悪いというか、あまり動き方を知らず、

たぶん私が日本人ていうだけで、藁にもすがる思い的な感じでね、

お願いです、Yoshikoさんを助けてあげてください。

という感じでした。


ただ、これらは、私が今回この話を聞いただけで感じたことだけであって、

もしかすると、こんな言い方ちょっと悪いですけど、そのおばちゃんがめっちゃ悪人で、

Yoshikoさんは、おばちゃんから逃げたくて連絡を絶ったのかもしれない。


ちょっと大げさですけど、

例えばおばちゃんがね、実はコリアンマフィアで、Yoshikoさんが何か揉め事に巻き込まれて追われている…とか。

話していた土地の権利を狙っているのは実はおばちゃんだった…とか。

とかいうのは私の妄想ですけど、


そうではなくても、単純に人として、人付き合いとして2人の間で何かうまくいかないことがあって、

ちょっともうこの人と距離をおこう…

そう思ってYoshikoさんはお店に近寄らなくなった、

何かおばちゃんがYoshikoさんの気に触るようなことを無意識のうちにしてしまってね、Yoshikoさんは、もう連絡を取りたくないなぁ…

そう思って離れただけなのかもしれません。


何が言いたいかと言うと、変に私が動いて、逆にYoshikoさんに迷惑をかけてもアレだな…

と言う考えも頭をよぎりました。


とは言え、興味が少し湧いたのも事実です。

これが本当にYoshikoさんが何らかの危険な状態であれば不謹慎極まりないんですけど。


とにかく、中年探偵団をちょっとやってみたいな、と思いまして、

とりあえず、Yoshikoさんの電話番号、その例の義理の息子の名前に登録名が変わってしまっていたという、その電話番号を教えてもらって、

その日はお店を後にしました。



私、中年探偵団うたこ、

実は、またの名を「Googleサーチクイーンうたこ」とも呼ばれておりまして、

私ね、インターネットの検索力、半端ないんですよ。自分で言うのもなんですけど。


なので、とりあえず、インターネットでYoshikoさんのフルネーム、そして電話番号をもとに情報を探すことにしました。


そしたらですね、案外簡単にヒットしまして、

住所とか、年齢、あとはおそらく娘さんであろうと人の名前や義理の息子の名前などもわかりました。


これはね、別にGoogleサーチクインうたこの実力を発揮したわけではなくて、

アメリカって、結構フルネームで検索をすると、いろいろな情報がインターネット上に転がってるんですよね。

中でも電話番号、あと住所、特に持ち家だと。アパートとかに住んでいるわけではなくて、自分の持ち家に住んでいると、それらの情報って普通にインターネット上で公開されていたりするんです。


名前で検索するのではなくて、逆の検索でもそうですね。

電話番号で検索をしたり、住所で検索をしたりしても、その電話番号が、その住所が誰の所有物かというのが確認できたりします。

多くの場合はお金を払えばその情報が手に入るというようなサービスなんですけど、

そういうお金を払うサービスだと、もっともっと、結構細かな情報まで調べることができますね。


で、今回私は、お金を払うつもりはさらさらありませんでした。数ドルですら払うつもりもなかったんですけど、

無料で、誰でも見ることのできるインターネット上にある情報だけを集めよう、

そう決めていました。


これは、さっきも言いましたけど、もしかするとYoshikoさんは探して欲しくないかもしれないので、

そういう状況がはっきりわからない状態で、変に必要以上に探ってもね、深く掘っていっても、それは良くないな…と思いまして、

あくまでも誰が検索しても、その情報にたどり着ける、そういう情報だけで、何かわかる事は無いかな、という、

そういうスタンスでした。


その後、検索をして見つけた情報を元に、その情報をキーワードとしてさらなる検索をかけ、さらにその結果を元に検索をしてと、いろいろ検索を重ね、

英語でも日本語でも検索をし、

私は1つの答えを探し当てました。


申し上げてよろしいでしょうか、

中年探偵団うたこの調査結果、

Yoshiko Suzukiさん、生きていました。

現在老人ホーム的なところに入居されていました。


コリアンレストランのおばちゃんが話していた、Yoshikoさんが突然いなくなってしまったという時期と、

私のリサーチの結果、Yoshikoさんがその老人ホーム的なところに入居された時期が一致していました。


本音を言うと、中年探偵団の興味的には、私がその老人ホーム的なところに直接電話をして、Yoshikoさんが本当にそこに入居しているのかを確認する、あわよくば、彼女と話すことができて、裏付けが取れればいいな、と思ったのですが、

明らかにそれは私が介入することではないなと思い、踏みとどまりました。


それから、おそらくコリアンレストランのおばちゃんが話していた、Yoshikoさんが所有しているという2つの土地、の1つだと思うんですけど、

その住所も突き止めまして、家が立っている土地なんですけど、

何ならそこにも実際に行ってみて、その家のピンポンを鳴らしてみたりとかね、近所の人に聞き込み調査をしてみたりとか、

中年探偵団としてはその辺も動いてみたかったんですけど、

それもさすがに自制心が働きまして、

そんな事はするべきではないなと思い。


調査結果をね、依頼人、コリアンレストランのおばちゃんの元へお届けしに行きました。


現在Yoshikoさんがおそらく入居されているであろう老人ホーム的なところの名前と代表番号をお伝えして、

もしもよければ連絡してみたらどうですか。

入居者の情報なんてね、個人情報だから、そんな簡単には「入居しています」と教えてくれるかどうかわからないですけど、彼女の友達だということを伝えて、連絡を取りたいっていうのを言ってみたらどうですか?

と伝えました。


Yoshikoさんがいなくなってから、これまで何の進展もなく、何も情報もなかったおばちゃん的には、

私の調査結果がすごく良いニュースだったらしくて、

「ありがとう!」って日本語で言われてね、ハグされ、そして帰ってきました。



ここまでしたからには、Yoshikoさんが本当にその老人ホーム的なところに現在いるのかどうか気になるじゃないですか。


ということで、1週間ぐらい間を置いて、

おばちゃんのところに話を聞きに行ってきました。

電話した?

Yoshikoさんいるかわかった?

と。



Yoshikoさん、

入居されていました。


中年探偵団うたこ、調査結果大正解。


正確に言うと、Yoshikoさんと直接連絡が取れた、話せた、わけではなくて、

その老人ホーム的な所の事務所に連絡をして、

入居されている、今現在そこに住んでいるという事までは確認できたらしいです。

いやね、入居しているかどうかっていうのを言ってしまうその電話口の担当者もどうかと思うんですけど、

まあ、その点は置いておいて。


でもYoshikoさんに電話をつなぐことはできないと言われたらしいので、

おばちゃんの電話番号を電話口の人に伝えて、

Yoshikoさんに渡して下さい、連絡待ってますと伝えてください、

とお願いしたそうなんです。


私がこの話を聞いた、その時点ではまだ連絡はYoshikoさんからはなかったらしく、

ぶっちゃけ今後連絡が来るのかも不明ですが、


ひとまず、居場所がわかった、

おばちゃん的には、最悪の事態を想定して、生きてるかどうか、というのを心配していたらしいので、

生きていることがわかったということで、

一応感謝をされました。


ただね、おばちゃんの中で、義理の息子に対する疑惑はまだ残っていて、

むしろ大きくなってしまったみたいなんですよね。

なんでそんな急に、老人ホーム的なところに行ったんだろう…

って手首を傾げていました。


だって車もね、自分で運転できるし、どこでも自分で1人で行って、買い物も家のことも自分でやって、

頭だってはっきりしてて、ボケているとか、そういう様子も一切なくて、

そんな彼女がなんでいきなりそんなところに入居したんだろう、

むしろ強引に入れられたんじゃないか!

みたいなことまた言い出していたんですけど、


いや、さっき同じような話になりますけど、

こればっかりはね、本人や家族でなければわからない話ですからね。

周りの人にはわからないレベルで、何か病を患っていたかもしれないですし、

本人は元気と思っていても、実は痴呆が始まっていた、とかもあるかもしれないですし、

その現在入居しているところが、老人ホーム的なところと言いましたけど、

老人ホームと言うよりかは、なんていうんですかね、ちゃんとした呼び方がわからないんですけど、

シニアコミュニティみたいな、

健康で全く問題ない元気な人も住んでいるような、ちょっとサポートが受けられる、何かあったときに頼れるスタッフがいる、みたいな、

そういう場所なんですよ、

だから、Yoshikoさん一人暮らしだったようですし、娘さんとも離れて暮らしていたようなので、

単純に今後を考えて、より安心して住める環境を選んで引っ越しただけなのかもしれないです。


レストランのおばちゃん的には、自分がYoshikoさんと仲がいいと思っていたっぽいので、

引っ越すことを何も伝えられていなくて、

それで心配だ心配だ、となってしまっていたんですけど、

実際はそんなに難しいことではなくて、ただ単に引っ越されただけなのかもしれません。


もしくは、おばちゃんの言う通り、何かトラブルに巻き込まれた結果、現在そこにいるのかもしれません。


信じるか信じないかはあなた次第です。

真実はいかに。

真実はいつもひとつ!


冒頭でもお話ししましたが、Yoshikoさんという名前は本当の名前ではなく仮名です。

話の内容も一部自主的に変更をしてお話ししましたのでご了承ください。



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